舞台『髑髏城の七人“season鳥”』

何かと話題の豊洲。新市場はどうなるのでしょうか。観光施設を運営する予定だった万葉倶楽部が撤退の意向を表明しました。
当たり前です。経営判断としては当然。違約金なり賠償金なりどのくらいになるのか、そして都民がどれほど負担させられるのかわかりません。
それに、表立って撤退の意向を表明したのは万葉倶楽部だけですが、あの辺り一帯の再開発に名乗りを上げたり計画していた企業が今後続いて撤退を表明するかもしれません。豊洲新市場一帯はやり方次第では一大観光地に成り得たわけですが、小池都知事の失策によりこのチャンスを失った可能性があります。

現時点で近くにある観光施設と言えば今年オープンした“IHI STAGE AROUND TOKYO”だけです。コンビニすらありません。地震の際の液状化等の心配もありますが、まだまだ開発の余地があり、やり方によっては本当に魅力的なエリアになるのではないかと思っています。
小池都知事と都民ファーストの先生方には是非ともこの辺りを今一度真剣に考えていただき、本当の意味で魅力的な東京を作ってもらいたいと心から願っております。

そんな前置きはともかく、その豊洲に今年オープンした劇場“IHI STAGE AROUND TOKYO”で絶賛上演中の『髑髏城の七人 “season鳥”』を観劇してきました。

5月に杮落とし公演である“season花”を観劇してから二作目の『髑髏城の七人』。“season花”とはキャストもガラリと変わりました。

・捨之助
小栗旬 →阿部サダヲ

・天魔王
成河→森山未來

・無界屋蘭兵衛
山本耕史→早乙女太一

・極楽太夫
りょう→松雪泰子

・沙霧
清野菜名→清水葉月

・兵庫
青木崇高→福田転球

・狸穴二郎衛門
近藤芳正→梶原善

・贋鉄斎
古田新太→池田成志

主な主要キャストだけでも大きく違います。さらに“season花”に登場したキャラクターが“season鳥”ではちょっと違う形で出てきたりしていました。
物語の筋としてはどちらの“season”も同じです。しかし、構成面、演出面では大きな違いがありました。
“season花”に比べて“season鳥”では主演の捨之助役が阿部サダヲさんとあってかコメディ的な演出で「笑い」のポイントが多いように感じました。劇団☆新感線と大人計画がタッグを組んだと感じとも言えます。

さらに“season鳥”では歌や踊りが多様されており、“season花”が「演劇的」な面が強い作品だとしたら、“season鳥”は「ショー的」な面を強めた作品になっていたと思います。
『髑髏城の七人』は劇団☆新感線の代表作であり、この「ショー的」な面が強いと言ってもあくまでもベースは演劇であるのですが、この劇場特有の360度回転する客席、大スクリーンを駆使した映像技術など、そもそもこの劇場で演劇を上演することが「エンターテイメントショー」としての意味を成すことになります。
ここに、この「演劇」でありながらエンターテイメントとしての「ショー」でもある『髑髏城の七人』シリーズの面白さがあります。これは実際に体験してもらえばわかります。

演劇好き、エンターテイメント好き関係なく、今までそういったものに興味が無かった方々も必ず興奮する体験ができると思います。
このシリーズは松山ケンイチさん主演での“season風”、そして福士蒼汰さん、宮野真守さんのWキャストで迎える“season月”と続きます。さらに“season極”上演の発表もありました。
決して安くはないチケット代ですが、必ずそれ以上のものが得られると思いますので、是非とも観てもらいたい作品です。

(一部敬称略)


『後悔と反省の狭間で』

なんとなく思ったことを、ただなんとなく書いています。映画や舞台が好きなのでそのあたりの記事が多めになります。

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