映画『海辺の生と死』

夏フェスが盛り上がっていますね。暑いとこと人混みが嫌いなのでまず行くことはないのですが、いろいろなレポを見てると今年は特に「行けば良かったなぁ」と思うフェスが多い。音楽好きだしライブも好きだから暑くて人混みでも行けば結局楽しめるとは思う。
どこもチケット取ってないのだけど、これから開催されるフェスも楽しそう。
例えば氣志團万博。出演アーティスト見てるだけでテンション上がる。特に2日目なんて米米CLUB、山下達郎、ユニコーンなんて凄すぎる。ユニコーン観たかったな。好きなんですよね。もちろん奥田民生さんも大ファン。もうすぐ公開される映画『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』もホントに楽しみでイベントのチケットも取っちゃってる。
奥田民生さんの音楽って耳に残るんですよね。例えば名曲『イージュー☆ライダー』なんて聴いたらその日一日耳から離れません。替え歌になってても耳に残りますからね。

岡村に自由を
東野に青春を
気持ちの良い汗を
うまくやりぬく賢さを
幅広い岡村を
くだらない東野を
大袈裟に言うのならば
きっとそういう事なんだろ
眠らない岡村
全て欲しがるヒガシノリ
旅猿げに言うならば
きっとそういう感じだろ

東野幸治さんと岡村隆史さんが世界中を旅する番組『旅猿』のオープニングテーマ『タビザルライダー』の歌詞。替え歌でも聴いたらしばらく耳から離れない。どれだけこのメロディーが素晴らしいかがわかる。

私、『旅猿』シリーズが大好きで全回観てるのですが、最近は持田香織さん、佐藤栞里など芸人さん以外と旅することも多くなってきてまた違った雰囲気の『旅猿』が観れて面白い。
そして、今ちょうどO.A中の『旅猿11 高知・四万十川の旅』では天才女優・満島ひかりさんと旅をしています。観てもらえばわかるのですが、満島ひかりさん本当に可愛らしい方なんですよ。ちょっと変わってるなってゆうところもあるのですが、天才女優たる所以がわかる物凄く魅力ある方。
フジロックのMONDO GROSSOのステージにも登場したらしく少しだけ映像を観たのですがまさに

満島ひかり“降臨”!!

って感じのステージでした。こんなにも“降臨”とゆう言葉が似合うステージってなかなかないよなと思った次第であります。

そんな天才女優・満島ひかりさんが主演を務めた第二次世界大戦末期の奄美群島・加計呂麻島の物語を描いた映画『海辺の生と死』をテアトル新宿で観てきました。


【作品詳細】

極限まで追い詰められた夫婦の姿を描き、小栗康平監督により映画化もされた島尾敏雄の私小説「死の棘」に、敏雄の妻である島尾ミホの小説「海辺の生と死」や敏雄による短編小説「島の果て」などの内容を織り交ぜ、敏雄とミホをモデルとした男女が出会い、2人が結ばれるまでの時間を満島ひかり主演で描く。第2次世界大戦末期の奄美群島・加計呂麻島(かけろまじま)。朔(さく)隊長率いる海軍特攻艇の部隊が島に駐屯することとなった。国民学校教師であるトエは、島の子どもたちからも慕われ、隊員たちとの酒盛りよりも島唄を習いたがる朔という男の姿を好意をもって見つめていた。ある日、トエは朔から「今夜9時頃浜辺に来て下さい」と記された一通の手紙を受け取る。その手紙にトエは胸の高鳴りを感じていた。島尾ミホをモデルとした主人公トエ役を満島が演じる。監督は「かぞくのくに」などでプロデューサーを務め、「アレノ」で監督デビューを果たした越川道夫。(本編/155分 2017年/日本 配給:フルモテルモ、スターサンズ)

この映画を観る前にまず驚いたのが原作の島尾敏雄、ミホ夫妻のお孫さんがしまおまほさんだということ。しまおまほさんはラジオでよく聴いてて独特の視点、語り口が面白い方だと思っていたのでこれを知った時はちょっとビックリしました。
映画は島尾敏雄、ミホ夫妻をモデルとして描かれていて、奄美にルーツを持つ満島ひかりさんのキャスティングは必然的でもあり素晴らしかったと思います。満島ひかりさん以外にも、島に駐屯する隊の隊長であり主人公トエと恋仲になる朔役を演じた永山絢斗さんや井之脇海さん、川瀬陽太さん、津嘉山正種さんなどとても素晴らしいキャスティングでした。

キャスティングは素晴らしいけど映画的にはどうだったか。これが難しい。「とても良かった」…けど、「う〜ん」と首を傾げざる得ない部分もある。首を傾げながらも「良い映画だったなぁ」とも思う。難しい。良い映画だったのですが、批判的意見があるのも少しわかる気がします。『水道橋博士のメルマ旬報』に連載執筆中の柴尾英令さんもTwitterで厳しいご意見。
確かに長回しがクドかった部分もあるのですが、別のシーンでは長回しだからこそ良かった部分もあったり。本当に難しいところ。

長回しとは別に私が気になったのはいくつかあるのですが、特に気になったと言いますか必要なかったなと思うシーンが二ヶ所。一つ目は島を歩くトエと子供達を米軍機が銃撃したシーン。ここはあえて派手な特効など使わず音と言葉、芝居だけで表現した方が良かったと思う。
この映画はとても静かな映画なので絶対に派手な演出はいらなかった。役者の芝居だけで戦争の悲惨さや理不尽さ、恐怖などは伝えれたはず。
そしてもう一つ、これがこの映画を微妙にさせた一番の原因だと思うのですが、終盤、あるシーンで満島ひかりさんが脱ぐんです。ヌードになるんです。それもトエを脱がすために詰め込んだような展開で。唐突すぎるんですよね。
この映画の製作って(株)ユマニテなんです。満島ひかりさんの所属事務所です。所属事務所の製作映画であるがために文字通り一肌脱いだのでしょうけど、絶対に脱ぐ必要はなかったと思うのです。「満島ひかりが脱ぐ」ことにインパクトがあるため余計に。

いろいろと気になるところはあった映画なのですけど「良い映画」だったんですよね。だからこれは本当に観る人によって意見がわかれるタイプの作品なんだと思います。
戦争を語るとき「日本」とゆう「国」としての戦争史を語りがちだけど、「奄美」や「沖縄」のように「島」にはまた違うそれぞれの「島」としての戦争史がある。そのことを考えさせられる映画であるし、何より満島ひかりさんだからこそここまで伝えれるものがあった映画だと思います。
なんだかんだでヤッパリ満島ひかりは凄いですよ!!満島ひかりワールドに完全に引き込まれ飲み込まれてます。まさに、

ラビリンス!!


(reference:YouTube)

Twitterやってます。観る前に気になるとこあれば私で答えれるところは答えます。私でよければですけど…。

『後悔と反省の狭間で』

なんとなく思ったことを、ただなんとなく書いています。映画や舞台が好きなのでそのあたりの記事が多めになります。

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