映画『リベリアの白い血』

8月15日の終戦記念日。あまりこの日の「記念日」とゆう言葉好きじゃない。何を記念しているのかわからない。確かに戦争が終結したことは記念すべきことだったのだろうけど、果たして記念するほど本当の意味での総括は終わってるのか。昨今の日本を見てればまったく終わってないことはわかる。

終戦から72年。1956年の経済白書で「もはや戦後ではない」と結ばれてから61年経った今現在、「もはや戦前である」状況。
アメリカと北朝鮮が危ない。いつ攻撃が始まってもおかしくない。今までだったら北朝鮮はアピールで、アメリカも警告止まりだったと思う。ただ、開戦カードを握ってるのがトランプと金正恩ですからね。本当に何があってもおかしくない。
北朝鮮がグアムに向けてミサイルを発射した場合、アメリカは間違いなく攻撃に入るだろう。日本列島を越える前に自衛隊が迎撃するかもしれない。そうなった場合でもアメリカは攻撃に入ると思う。その時、日本はどう対応するのか。

どっちにしろそうなった時、一番混乱するのは朝鮮半島であるのは間違いない。ずっと苦しくて辛い生活を強いられてきた多くの北朝鮮国民が路頭に迷う。韓国や中国に逃げる人もいるだろうし、日本にも多くの難民が来ることが予想される。とゆうより、有事の際の一番の問題はこの北朝鮮難民のはずなんだが、日本はその辺りのことをちゃんと考えてるのかな。
いつまでたっても加計学園やら森友学園、芸能人の不倫ばかりニュースでやってもっと国民的議論をしなければいけないことたくさんあるだろう。こんな近くで緊迫した状況が続いてるのにどこまで平和ボケしてんだよ。

もはや戦後ではないんだよ!!

“戦前”かもしれないんだよ!!

最近の報道を見ているとホントに大丈夫なのかと心配になる。
もちろん北朝鮮に限らず世界中で戦争は繰り返され、その度に難民・移民が増えている。戦火を逃れるため、生活のため、事情は様々だけど彼らが置かれた状況はとても厳しい。
そんな移民を描いた映画『リベリアの白い血』を渋谷UPLINKで観てきました。
出典:映画『リベリアの白い血』
【作品詳細】
ニューヨークを拠点に活動し、本作が長編デビュー作となる福永壮志監督が、ニューヨークとアフリカを舞台に描く移民の物語。シスコはリベリア共和国のゴム農園で働きながら、家族を養っていた。過酷な労働環境改善のため、仲間たちとともに立ち上がるが、状況は一向に変わる気配がなかった。そんな折、シスコはいとこのマービンからニューヨークの話を聞き、より良い生活のために愛する家族をリベリアに残し、単身アメリカへ渡ることを決意する。ニューヨークのリベリア人コミュニティに身を置き、タクシードライバーとして働き出したシスコは、移民の現実に直面しながらも、多種多様な人が住み、騒がしい都会での生活に少しずつ順応していく。しかし、予期せぬタイミングで元兵士のジェイコブと再会したシスコに、リベリアでの忌々しい過去がよみがえってくる。(本編/88分 原題/『Out of My Hand』 2015年/アメリカ、リベリア 配給:ニコニコフィルム)


この映画を観る前にまずこのハフィントンポストに投稿された福永壮志監督のインタビュー記事を読むことをお勧めします。

(ハフィントンポストより)

亡き撮影監督への想いは私がこの映画を観たあとのアフタートークでも福永壮志監督自ら仰っていた。福永監督たちの想いが映画にも溢れているような作品。

リベリア共和国のゴム農園で働く主人公シスコたちは言わば労働者として搾取されている存在。労働環境改善のため組合で闘うのだが上手く行かず、シスコは少しでも普通の生活をするためにニューヨークへ向かう。
ストーリーや結末は是非とも劇場で観てもらいたいのでここでは書きませんが、この映画を観て感じたことは、シスコは何も特別なものを求めたわけけではないということ。
これは多くの移民の人たちに共通してることだと思うけど、労働環境の改善とか家族との普通の生活とか、当たり前のことを求めただけなんですよね。その当たり前のことすら認められないから新天地に賭けるしかない。新天地でも特別なものを求めるわけではなく、自国の家族に送るお金と生活に必要な最低限しか求めていない。本当に人として普通のことを求めてるだけなのに上手くいかない。
この先進国と途上国の歪みが彼らのような辛い環境にある人を生んでしまっている。ゴム農園での過酷な労働だって搾取してるのはその農園の経営者ではなく先進国の国民。先進国の国民であり、その搾取されたもののおかげで様々な物やサービスを受けられている私自身にも問題があるし考えないといけない。

この映画はゴム農園から始まります。それと最後のシーンと合わせると、途上国と先進国、搾取される側とする側を象徴的な描き方がされています。フライヤーに書いてある、
結局は変わらない世界、それでも自由を知りたかった。
この映画のすべて、そして過酷な環境の移民の現状は最後のシーンとこの一文にあります。
素晴らしい映画です。上映館が少ないのがもったいないです。もっと話題になって全国に拡がってほしい作品です。

『後悔と反省の狭間で』

なんとなく思ったことを、ただなんとなく書いています。映画や舞台が好きなのでそのあたりの記事が多めになります。

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