映画『ベイビー・ドライバー』

日本映画と外国の映画を見比べると映画を撮影する環境の差を感じます。ハリウッドのような桁外れなバジェットを確保できれば日本映画ももっといろいろやれるはずなのですが、そもそも映画を観に行く人が少ない。延べ数で平均すると年間で一人1〜2回ぐらいらしいです。そうなるとなかなか一作にお金をかけれないのもわからないではない。
予算をかけれないとするとあとはアイデアで勝負しないといけないのですが、どれだけ良いアイデアを思いついてもロケ地の許可がおりなかったり法律的に難しかったり、そうゆう細かいルールに縛られたり自主規制してしまう環境が今の日本映画がおかれた状況だと思う。

外国の映画を観ていると日本じゃ絶対撮影できないだろうなぁと思うことが多い。『ラ・ラ・ランド』のオープニングのハイウェイのシーンなんてその最たるものだと思います。日本でこれを撮ろうとしたら「あ〜だこ〜だ」クレームが出て自治体が許可を出さないのが目に見えている。日本は火薬が使えるエリアも限られてますしね。

こんな状況だといつまでたっても日本の映画が世界を席巻する日がこない。日本映画界の人たちは世界でも戦えるポテンシャルはあるはずなんけどなぁと。
日本じゃ絶対に撮れない映画、話題にもなっている『ベイビー・ドライバー』をT・ジョイPRINCE品川で観てきました。
【作品詳細】
「ショーン・オブ・ザ・デッド」「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」などで知られるエドガー・ライト監督が、音楽にのりながら驚異の運転テクニックを発揮する若きドライバーの活躍を描いたオリジナル作品。天才的なドラインビングテクニックで犯罪者の逃走を手助けする「逃がし屋」をしているベイビーは、子どもの頃の事故の後遺症で耳鳴りに悩まされているが、音楽によって外界から遮断さえることで耳鳴りが消え、驚くべき運転能力を発揮することができる。そのため、こだわりのプレイリストが揃ったiPodが仕事の必需品だった。ある日、運命の女性デボラと出会ったベイビーは、逃がし屋から足を洗うことを決めるが、ベイビーの才能を惜しむ犯罪組織のボスに脅され、無謀な強盗に手を貸すことになる。ベイビー役は、「きっと、星のせいじゃない。」で注目された若手俳優のアンセル・エルゴート。ヒロインとなるデボラを「シンデレラ」のリリー・ジェームズが演じるほか、ケビン・スペイシー、ジェイミー・フォックスといった実力派ベテラン俳優も共演。
(原題『Baby Driver』 本編/113分 2017年/アメリカ 配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)
最高かよ!!なんだこれは!!この「ワクワク」「ドキドキ」「ハラハラ」あらゆる感情が全部揃った映画はなんなんだ!!
カーアクションムービーと言えば『ワイルドスピード』シリーズがあるけど、『ワイルドスピード』が大きなバジェットで迫力あるカーアクションに特化し“凄さ”を売ってきた映画とすれば、『ベイビー・ドライバー』は限られたバジェットの中で撮影手法を駆使し、カーアクションにクライムムービーさをプラスさせた「映画技術」を魅せる映画。

そして何と言ってもこの映画のポイントは「音楽」。主人公の少年は音楽を聴きながら運転すると驚異的なテクニックを発揮する。その聴いてる音楽がアメリカを、世界の音楽シーンを創ってきた楽曲。カーアクションの臨場感と劇中に流れる音楽が気持ちを高揚させる。
唄ったり踊ったりしない。ましてやカーアクションムービーなのにどこかミュージカルのような作品。アメリカが育ててきた「映画」「音楽」とゆうエンターテイメントが詰め込まれている。

NO MUSIC NO LIFE.
NO MOVIE NO LIFE.

やっぱりエンタメ大国アメリカは凄い。こんな映画は今の日本じゃ絶対に撮れない。でも、同じくらい素晴らしいものを創れる人たちはいるはず。日本も細かいルールなんか作らず、もっとエンタメに投資しても良いと思うけどな。
『ベイビー・ドライバー』今後シリーズ化も期待したい素晴らしい作品でした。

『後悔と反省の狭間で』

なんとなく思ったことを、ただなんとなく書いています。映画や舞台が好きなのでそのあたりの記事が多めになります。

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