映画『パターソン』

最近メルカリにはまってます。はまってると言うか売りまくってる。メルカリってなんでも売れるんですよ。ビックリするぐらい売れる。驚きますよ。マジで。
しかも、驚くほど簡単なんですよ。本とかDVDなんてバーコードをピッとやってボタンをポンッとやればすぐ出品できる。発送方法も超簡単。専用の箱か規定サイズ内の袋に入れてファミマでバーコード読み取らせてレジに行くだけ。発送先の住所とかも書く必要がない。本当に簡単なんです。驚きますよマジで。

そんなこんなで家にある昔買った本や雑誌、DVDなどを売りまくってるのですが、本棚を整理してたらとても懐かしい本を見つけた。柴門ふみさんの『もういちど“さよなら”が言いたくて』。Amazonによると1999年発売とある。20年近く前なのか。誰かの「さよなら」を言いたいエピソードを集めた詩集のような本なのだけど、なんで当時の私はこの本を買ったのだろう。まさに厨二病を患っていた中学生だったからだろうか。
久しぶりに少し読み返してみたけど、泣けるんですよ。ジーンときちゃった。何気ない生活にもドラマがあって、そのドラマに気付けるかどうかで人生は変わる。映画やドラマや小説は誰かの人生の追体験でもある。

ジム・ジャームッシュ監督の最新作『パターソン』を新宿武蔵野館で観てきました。
【作品詳細】
ジム・ジャームッシュが「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」以来4年ぶりに手がけた長編劇映画で、「スター・ウォーズ」シリーズのアダム・ドライバー扮するバス運転手パターソンの何気ない日常を切り取った人間ドラマ。ニュージャージー州パターソン市で暮らすバス運転手のパターソン。朝起きると妻ローラにキスをしてからバスを走らせ、帰宅後には愛犬マービンと散歩へ行ってバーで1杯だけビールを飲む。単調な毎日に見えるが、詩人でもある彼の目にはありふれた日常のすべてが美しく見え、周囲の人々との交流はかけがえのない時間だ。そんな彼が過ごす7日間を、ジャームッシュ監督ならではの絶妙な間と飄々とした語り口で描く。「ミステリー・トレイン」でもジャームッシュ監督と組んだ永瀬正敏が、作品のラストでパターソンと出会う日本人詩人役を演じた。
(原題/『Paterson』 本編/118分 2016年/アメリカ 配給:ロングライド)


ジム・ジャームッシュの最新作です。否が応でも期待は高まるし話題も集まる。すでにある程度の批評は出尽くしてます。なかでもライムスター宇多丸さんのムービーウォッチメンでの映画評がこの映画の全てを語ってると思います。↓↓↓


ここに全てが書いてありますが、この映画はまさに日常を切り取った映画。変哲のない日常にもドラマがあり、同じような毎日の中に“詩的”な変化を見つけだす。
バスから見える景色が、すれ違う人々が、小さなマッチ箱が“詩”となりドラマになる。
大きな夢があるわけではない。何か特別にやりたいことがあるわけでもない。だからといって決して不幸でもなく、むしろ幸せで充実している。
それは日常の中の小さな出来事を“詩”のようなドラマとして捉えることができるから。

テレビをつければ不倫騒動やらくだらない報道ばかりの日本。自分の人生を“詩的”に感じてる人がよっぽど少ないのだろう。『パターソン』はそんな日本人が今観るべき一作だと思います。

『後悔と反省の狭間で』

なんとなく思ったことを、ただなんとなく書いています。映画や舞台が好きなのでそのあたりの記事が多めになります。

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