映画『エル ELLE』

先日、よく行く呑み屋で他の常連さんたちと話してて興味深い話題がありました。ちょっと下世話な話になりますが性的嗜好の話です。
その呑み屋での話題は斉藤由貴さんの不倫相手の男性が下着を頭に被ってた写真から始まったのですが、そもそも彼はなんで下着を被ったのだろう?と。下着を被ることが趣味だったのか、はたまた下着を被せる趣味の相手(斉藤由貴さん?)だったのか。
そんなこんなで世の中にはいろんな性的嗜好を持った人がいるからねぇ…と話は流れ、それぞれの“人から聞いた”ちょっと変わった性的嗜好の人の話へ。
驚きますね。「そんなことする人いるの??」「いや、それはひくは…。」的な話まで。世の中には色んな人がいますね。凄いですね。
自分は本当に至って普通な人なんだと思いました。

いや待て。「普通」ってなんだ??そもそも他の人の秘め事なんて見たことないし話したこともない。「普通」だと思っていることが実は「普通」じゃなかったりするかもしれない。
それに一から十まで答えがあるわけではないことに果たして「普通」なんてものがありえるのだろうか。
哲学だ。

『性的嗜好の哲学』

本書けそうじゃないか。そこそこ分厚い哲学書書けそうじゃないか。これテーマで久しぶりに論文書こうかな。

TOHOシネマズ新宿にて映画『エル ELLE 』観てきました。
【作品詳細】
「氷の微笑」のポール・バーホーベン監督が「ピアニスト」のイザベル・ユペールを主演に迎え、「ベティ・ブルー 愛と激情の日々」の原作者フィリップ・ディジャンの小説「oh...」を実写映画化したエロティックサスペンス。ゲーム会社のCEOを務める女性ミシェルは、ある日突然、自宅に侵入してきた覆面男に襲われてしまう。何事もなかったかのように今まで通りの生活を送ろうとするミシェルだったが、襲われた時の記憶がフラッシュバックするようになっていく。犯人が身近にいることに気づいたミシェルはその正体を突き止めようとするが、自分自身に潜んでいた欲望や衝動に突き動かされて思わぬ行動に出る。第74回ゴールデングローブ賞で最優秀主演女優賞と最優秀外国語映画賞を受賞し、第89回アカデミー賞でもイザベル・ユペールが主演女優賞にノミネートされた。
(原題/『Elle』 本編/131分 2016年/フランス 配給/ギャガ ※PG12)


みんな待ってたパール・バーホーベン監督作品ですからね。しかも公開からすでに1ヶ月近く経ってるのである程度の映画評は出揃っています。

宇多丸さんもムービーウォッチメンで取り上げ済みですし、

(TBSラジオ)

町山智浩さんもTBSラジオ『たまむすび』で紹介されています。

(miyearnZZ Labo)


この辺りの映画評を読むなり観るなりしていただければこの映画の魅力は存分に伝わるかと思います。
とにかくこの映画はフライヤーにあるように「衝撃」の連続です。
まさに、

衝撃×絶賛!!

です。

最後まで観て感じたのはこの映画にはどこか「屈折」した心を持った人間しか出ていないという事。「普通」に見えた人たちもやはりどこか「屈折」している。屈折した人間しか出ていないのに物語として、日常生活として成り立って見えるのは、屈折に屈折を重ねた結果「真っ直ぐ」に見えているだけだからかもしれない。
だからこそ「普通」ってなんなんだろうと思います。「普通じゃない」ことが実は「普通」なことであって、「普通」なんて概念自体が意味を成さないのかもしれない。

思想、信条、信仰、性的嗜好…自分の中での「普通」の枠組みに入らない、それ以外のものを「普通じゃない」と決めつける危うさ。
この映画はサスペンスとゆうものよりもっと大きな何かを掲示していくれている気がします。
さすがパール・バーホーベンですよ。次回作早く!!

『後悔と反省の狭間で』

なんとなく思ったことを、ただなんとなく書いています。映画や舞台が好きなのでそのあたりの記事が多めになります。

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