映画『パーフェクト・レボリューション』

先日のbayFM『Fashion&MusicBOOK』で、番組MCの堂本剛くんがパニック症を患っているリスナーからのメールに対して話していたことがずっと心に残っている。
私の周りにも何人かパニック障害を抱えてる友人がいるけど、そもそもパニック障害などの「心の病気」に対しての理解がまだ広まっていない現状がある。

パニック障害とは、
思いがけないときに突然生じる、動悸や息切れ、強い不安を伴う発作です
パニック発作はパニック障害の中心となる症状です。
突然、激しい不安と動悸や息切れなどのさまざまなからだの症状が、何回も繰り返しあらわれます。
発作が生じると、「このまま死んでしまうかもしれない」と不安になることが多いのですが、実際にはパニック発作で死ぬことはなく、10分程度で激しい症状はおさまります。

「心の病気」である以上、原因がわからない病でもある。原因がわからないからこそ、ハッキリとした治療法もない。当たり前だけど、自分からなりたくてなる人はいないわけで、だからこそ深い理解が必要になる病気でもある。

そんなパニック障害を抱えてるリスナーからのメールに堂本剛くんは、「身体が不自由な方と同じように“心が不自由な方”」もいるんだということを世間はもっと知るべきであり、身体が不自由な方と同じように「心が不自由」な方もケアするべきではないかと、そのようなことを仰っていた。
これは本当にその通りだなぁと思い、「心の病気」は他人にはわかりにくい分、そうゆう病気を抱えている方がいる事をもっと世間に広めることは必要なことだと強く思いました。

堂本剛くんも現在原因不明の突発性難聴と戦っていることもあってより強く く思うことがあるのだと思います。
治療法が無い難しい問題ではあるけど、もっと色々勉強しないといけないなぁと思った次第。

そんな「心の障がい」と「身体の障がい」をテーマにした映画『パーフェクト・レボリューション』をTOHOシネマズ新宿で観てきました。
【作品詳細】
自身も脳性マヒを抱え、障がい者の性への理解を訴え続ける活動家・熊篠慶彦の実話に基づく物語を、リリー・フランキー主演で映画化。幼少期に脳性マヒを患い、重度の身体障がいがあるクマ。自身もセックスが大好きなクマは、障がい者にとっての性への理解を訴えるための活動を、車椅子生活を送りながら続けていた。そんなある日、クマは人格障がいを抱えた風俗嬢のミツと出会う。恋に落ちた2人は、幸せになるために究極の愛に挑んでいく。主人公のクマ役をリリー、ミツ役を「TOKYO TRIBE」の清野菜名が演じ、小池栄子、岡山天音、余貴美子らが脇を固める。監督は柳楽優弥主演の「最後の命」などを手がけた松本准平。
(本編/117分 2017年/日本 配給/東北新社 ※PG12作品)


脳性マヒを患い重度の身体障がいがあるクマ(リリー・フランキー)と、人格障がいを抱えながら風俗嬢として生きるミツ(清野菜名)。「身体の障がい」と「心の障がい」を抱える2人の実話に基づく物語。

この映画は新宿のTOHOシネマズで観たのですが、舞台挨拶や関連イベントがあったわけでもないのに上映後に拍手が起きたんですよね。ミニシアターではよくあるけど、シネコンではかなり珍しい。それぐらいこの作品の持つパワーは素晴らしいものがあると思います。

「身体」と「心」、それぞれ障がいを持った二人が出会ったことでまわりの人たちに精神的な“革命”を起こす。クマとミツ、二人が世界に投げかける障がいを乗り越えた“完璧な革命”。
健常者としてクマとミツを見る目、偏見、それらを持っていることも「心の障がい」である。二人の姿を観ていると本当に「障がい」を抱えているのはどっちなんだと考えさせられる。

公式サイトにこう書いてあります。
無謀だなんて、誰が決めた?
泣いてもいい、笑われてもいい。
障害なんて二人で超える。革命は起こせる。
この一文に本作の全てが詰まっている。
現時点では二人の行動は「革命」として見られてしまうのだけど、二人はただ普通のことをしているだけなんですよね。そのことを思うことの大切さや、身体や心に障がいを持つどんな方にも風通しの良い社会を作る大切さをより強く感じます。

終盤のクライマックスでちょっと“やり過ぎ感”がある演出があったことは否めないけど、間違いなく名作映画だと思います。リリーさんと清野菜名さんの名演も見所の一つ。


『後悔と反省の狭間で』

なんとなく思ったことを、ただなんとなく書いています。映画や舞台が好きなのでそのあたりの記事が多めになります。

0コメント

  • 1000 / 1000