映画『AMY SAID エイミーセッド』

芸能プロダクション、ディケイド設立25周年記念として製作された映画『AMY SAID エイミーセッド』をテアトル新宿で観てきました。
【作品詳細】
人気個性派俳優が数多く所属するマネージメント会社ディケイドの設立25周年を記念して製作された大人の青春群像劇。20年前に人生に終止符をうったエミをしのんで、学生時代に映画研究会の同級生だった8人の男女が思い出の場所に集まった。かつては映画に情熱を注ぐ若者だった彼らも40代となり、あの頃の純粋な気持ちを忘れかけ、それぞれが人生に追われ疲れた日々を送っていた。感情をあらわす生き方を何年もしてこなかった彼らが、旧友たちとの再会で久しぶりに熱い思いをぶつけ合いながら一夜を明かす。三浦誠己を主役に、渋川清彦、村上虹郎、渡辺真起子、中村優子、山本浩司、村上淳らディケイド所属の俳優が多数出演。監督は「ポッキー坂恋物語 かわいいひと」「MASK DE 41」の村本大志。
(本編/96分 2016年/日本 配給/ディケイド)


「みんな映画が好きだった」…
こんなにも観て良かったと思う映画でありながら、“観なければよかった”と思う映画はない。

20年ぶりに集まったかつての映画研究会の同級生たち。みんな大人になり、20年前に思い描いていた人生を歩いてる者は誰一人としていないかもしれない。それぞれの関係性もあの頃のままではない。だからこそ話せる事もあるし、20年経ったからこそ分かり合える事もある。
この映画は実力派の名優たちがBARでのほぼワンシチュエーションで繰り広げられる会話劇。無駄なシーンが一切ないぶん、この映画の物語がストレートに入ってくる。

自分の人生を振り返ると、彼らにとっての映画研究会のようなものが自分には無いことに気づく。同じ時に、同じ事に、同じ思いで何かに打ち込んだ仲間がいた経験がない。
本作を観て、そのあまりにも自然体な役者の芝居に“例え人生が上手くいってなくても、昔と同じように集まる仲間、場所がある”ことがとても羨ましく感じ、なぜか目に溜まるものがあった。どんなにツラい「SAID」も時間がきっと解決してくれる。

決して派手な映画ではない。むしろ地味な映画ではあるけど、何か心に残るものがある。
観終わったあと、それぞれの「あの頃」を思い出し、懐かしい誰かに会いたくなるような作品です。
個人的には今年ベスト5に入る名作です。


『後悔と反省の狭間で』

なんとなく思ったことを、ただなんとなく書いています。映画や舞台が好きなのでそのあたりの記事が多めになります。

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