映画『今夜、ロマンス劇場で』

新宿ピカデリーにて映画『今夜、ロマンス劇場で』観てきました。
【作品詳細】
綾瀬はるかと坂口健太郎が共演し、モノクロ映画の中のヒロインと現実世界の青年が織りなす切ない恋の行方を描いたファンタジックなラブストーリー。映画監督を目指す青年・健司はモノクロ映画のヒロインである美雪に心を奪われ、スクリーンの中の彼女に会うために映画館に通い続けていた。そんなある日、美雪が実体となって健司の前に現われる。モノクロ姿のままの彼女をカラフルな現実世界に案内するうち、健司と美雪は少しずつ惹かれ合っていく。しかし美雪には、人のぬくもりに触れると消えてしまうという秘密があった。「のだめカンタービレ」シリーズの武内英樹がメガホンをとり、「信長協奏曲」の宇山佳佑が脚本を担当。
(本編/108分 2018年/日本 配給/ワーナー・ブラザース映画)


「やっぱり綾瀬はるかさんはいつまでたっても可愛いなぁ。」
「坂口健太郎くんって星野源さんにメッチャ似てるな。」

予告編を映画館で観る度にそんなことを思っていた本作。日本の映画って作品云々の前に“予告編”のあり方を考えた方がいい気がします。
本作の予告編を観ていなかったら印象がだいぶ変わった作品になったかもしれない。

ここから少しネタバレありで書きますが、予告編の時点で綾瀬はるかさん演じるモノクロ映画の中から飛び出してきたヒロイン美雪は“人のぬくもりに触れると消えてしまう”とゆうことはわかっていました。予告編でしっかりナレーションされてましたからね。
これ、観る前に知りたくなかったんですよ。
なぜなら、冒頭である病院のナースステーションのシーンがあるのですが、看護師さん達がある入院患者のことを話してるわけです。

「〇〇号室の〇〇さんのお孫さん、お爺さんが倒れても助けようともしないのよぉ…」(詳しい台詞忘れた)

ほぉ。

このシーンの前に太平洋戦争開戦、玉音放送、東京五輪、平成へ…など、ラジオの音声を通して時代が流れたことが演出されるわけです。

ほぉ。

時代が流れ入院しているお爺さんと、そのお爺さんが倒れても手助けしない孫。

ほぉ。

ある看護師さんが病室に行きお爺さんが持っているある物に目を止めるわけです。それはお爺さんが書いた昔の映画の脚本。
そして看護師さんがお爺さんの話を聞き始めるところから物語は始まります。

ほぉ。

おさらいしよう。

“人のぬくもりに触れると消えてしまう”モノクロ映画の世界から現れた美雪。

倒れても“手助けをしてくれない”孫がいる昔、脚本を書いていたお爺さん。

予告編でもう一つ気になるシーンがあります。それは美雪が健司(坂口健太郎)に言う「最後に抱きしめて」とゆうシーン。

ほぉ。

「最後に抱きしめて」…

最後、絶対抱きしめてないやん!!


気づいちゃったんです。孫って美雪やんって。モノクロ映画の世界のヒロインだからそのままだけど、健司は現実世界の人間だから年老いたのだと。
だから“孫=美雪”は健司が倒れても手助けしないのだと。触れたら消えちゃいますからね。

これ、かなり序盤ですからね。
そっからはもう「どうせ最後まで(坂口健太郎パートは)触れ合うことなく時が過ぎるんだろ」って見方になっちゃったんですよね。

他にもいろいろ思うところはありましたよ。例えば、突然現れた美雪の存在を受け入れるのが早すぎなこと。実際起きたらロマンスでもなんでもないホラーですからね。
言うたら美雪も、

やってることは同じなんです。それなのに受け入れるのが早い!笑
それが“ロマンス”だと言われればそれまでだし、全てが健司が書いた物語とすれば納得できないこともないけど…。

兎にも角にも、予告編なんです。日本映画、特にメジャー系の映画に多いけど、この予告編の作りをなんとかしてくれないと映画が純粋に楽しめない。
そんなことを如実に感じた作品でした。
私だけかもだけど…。

『後悔と反省の狭間で』

なんとなく思ったことを、ただなんとなく書いています。映画や舞台が好きなのでそのあたりの記事が多めになります。

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