映画『サニー/32』

新宿バルト9にて映画『サニー/32』観てきました。
【作品詳細】
「凶悪」の監督・白石和彌と脚本・高橋泉が再タッグを組み、ネット上で神格化された殺人犯の少女「サニー」を信奉する男たちに誘拐・監禁された女性教師の壮絶な運命をオリジナル脚本で描いたサスペンスドラマ。仕事も私生活も今ひとつの中学校教師・藤井赤理は、24歳の誕生日に2人組の男に誘拐されてしまう。誘拐犯の柏原と小田は、「犯罪史上、もっとも可愛い殺人犯」と呼ばれ世間を騒がせた少女サニーの狂信的な信者で、赤理を「サニー」と呼んで監禁するのだが……。「NGT48」の北原里英が映画初主演を果たし、ピエール瀧&リリー・フランキーの「凶悪」コンビ扮する誘拐犯にいたぶられるヒロイン役を体当たりで演じる。共演に「愛の渦」の門脇麦、「関ヶ原」の音尾琢真、「湯を沸かすほどの熱い愛」の駿河太郎。
(本編/110分 2018年/日本 配給/日活 ※PG12指定作品)


白石和彌監督最新作。白石監督作品は『ロストパラダイス・イン・トーキョー』以後、全ての作品を観てきた個人的に大好きな監督。

映画『サニー/32』は白石監督作品であり、同じく白石監督作品の映画『凶悪』のリリー・フランキーさん、ピエール瀧さんが誘拐犯として出演。個人的一押しの女優、門脇麦さんも“もう一人のサニー”として出演。
さらにスーパーバイザーで秋元康大先生が関わっている。
そしてこの“神格化された元殺人犯の少女を誘拐する”とゆう設定。
面白くならないわけがない。

本作はスリラーなのか、クライムサスペンスなのか…
否、コメディだった…。

中学校教師である赤理(北原里英)は何者かにストーキングされている。次々送られてくる私生活を全て見られているようなメール。
自身の24歳の誕生日、ケーキを買って帰宅途中、再びメールが。近くにいるような内容。後ろを振り返ると停まっていた黒い車が動き出す。逃げる赤理…(予告篇のシーンです。)
結局その車は思い過ごしだったのだが、そのタイミングで警察からストーカーが捕まったとゆう連絡が。犯人はストーカーのことを相談していた同僚の男性教師。この男の言い分としては、

「彼女もスリルを楽しんでいた」と。

ストーカーが捕まり、

「本当にこれで終わりですか?」

と警察に聞く赤理。
潰れたケーキを手にアパートに帰ると、玄関の前にロウソクが灯されたバースデーケーキが置いてある。そして次の瞬間、黒い袋をかぶされ誘拐。謎の民家に監禁され…

ここまでが冒頭です。
ワクワク、ハラハラしました。まさに白石監督ワールドだったのですが、ここから一気にコメディに変わります。

監禁されている赤理。ある日突然“覚醒”します。いきなり“神”になります。
本当にサニーなのかわからないまま、ただただ“神”となります。

ヤッパリスリルを楽しんでいたのか??

“神”となりネットで話題になったがために「本物のサニー」だと名乗る女性が現れる。そのもう一人のサニーの存在が信者たちの感情も狂わせていくのだけど、ここまで来るともう笑うしかなかったですよ。
ドローンでは人は飛べないよ!!

なんなんでしょう。
AKBグループを卒業する北原里英さんのために秋元康大先生が一肌脱ぎ、
普通のじゃつまらないからちょっとクライムサスペンス的なものをとなり、
だったら白石和彌監督だとなり、
白石監督ならリリーさんとピエール瀧さんに出てもらおうとなり、
撮影も北原さん所縁のある新潟で撮ろうかとなり、
全部ひっくるめて秋元康大先生のご意向だから誰も断れなかった…
的な作品なのかなと。

勿体無いよ。この作りは。
せっかくスタッフ、キャスト、設定、全てが最高なのになんでこうなっちゃったかなぁ。やっぱ大人が大勢絡むと色々めんどくさいこともあるんだなと改めて感じた作品。

門脇麦さんは本当素晴らしかったけどね。

『後悔と反省の狭間で』

なんとなく思ったことを、ただなんとなく書いています。映画や舞台が好きなのでそのあたりの記事が多めになります。

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