映画『ラーメン食いてぇ!』

新宿武蔵野館にて映画『ラーメン食いてぇ!』観てきました。
【作品詳細】
WEB漫画として発表され、評判を呼んだ林明輝の同名コミックをNHK連続テレビ小説「まれ」などに出演した中村ゆりか主演で実写映画化。新疆ウイグル自治区でのテレビ取材中に事故に遭い、遭難した料理評論家・赤星。キルギスの高原で倒れ伏した赤星が死を覚悟した瞬間に思わず絶叫したのが「清蘭のラーメン食いてえ!!」のひと言だった。その頃、ベストパートナーだった妻を亡くした清蘭店主の紅はラーメン屋をたたむ決意をしていた。紅の孫で女子高生の茉莉絵は心ない同級生の噂がもとで自殺を考えていた。一杯のラーメンの不思議な縁によって、結びつけられた3人が生きる力を取り戻していく。茉莉絵役を中村が演じるほか、祖父のラーメン店店主役を石橋蓮司、遭難した料理評論家を片桐仁、茉莉絵の親友コジマ役を葵わかながそれぞれ演じる。監督はドラマ「ケータイ刑事」シリーズなどを手がけた熊谷祐紀。
(本編/102分 2018年/日本 配給/ブロードメディア・スタジオ)


新宿武蔵野館で鑑賞後、真っ先に向かったのは新宿思い出横丁。目的は『若月』のラーメン。武蔵野館の場所的には他にも幾つか選択肢があったが、ここはやはりシンプル且つオーソドックスなラーメンが食べたい。いや、食いてぇ!!
張り切った行ったのにこの日『若月』はまさかの臨時休業。途方に暮れる私。
大好きな『ラーメン凪』に行こうか、それともここは久しぶりに『蒙古タンメン中本』にしちゃおうか…。
ダメだ。ここで個性の強いラーメンを食べるわけにはいかない。足し算のラーメンではなく、“引き算”のラーメンを食べなくてはいけないのだ。今、その引き算のラーメンが食べれないならラーメン自体食べる必要はない。
映画『ラーメン食いてぇ!』を鑑賞後の一杯目のラーメンはそんな引き算のラーメンじゃないとダメなのだ。
そんなことを思ってしまう作品。私はまだラーメン食べてない。メッチャ「ラーメン食いてぇ!」なのに。

映画としては正直気になるところもあった。例えば最後のコジマ(葵わかな)の母親が紅(石橋蓮司)に頭を下げ「娘をよろしくお願いします」と頼むシーン。映画的には最後のクライマックスで承諾されて父親も一番最初に拍手を送るのだが、その前にコジマは「茉莉絵の自殺未遂の原因は私なんだ」と親たちにカミングアウトしてるのです。その場には茉莉絵の両親もいるし、紅は茉莉絵の祖父だ。
自分の娘が茉莉絵を自殺未遂に追い込んだのにそのカミングアウトに感動したかのように娘をお願いする母親。そして父親が拍手。こんなんサイコパスである。
まずは茉莉絵自身に、そして両親、祖父に謝るのが普通だろう。そこスルーなんですよ。自分が茉莉絵の親だったら「はっ?何言ってんの??」ですよ。

まぁ、ラーメンで合格して認めてもらうのではなく、茉莉絵とコジマの絆で認めてもらうってゆう最後の展開は良いとは思うのだけど、もう少し親の葛藤とかを描いても良かった気はします。

もう一つ、どうしても気になるのがよくこの規模の映画でキルギスでのロケを敢行したなと。物語的には必要だったとは思うけど、そのこだわりをもっと脚本にもあれば良かったのになぁとは感じた。

とは言っても、鑑賞後は心から「ラーメン食いてぇ!」ってなるから映画としては上手いのかも。
今後、女子高生が作ってるラーメン屋さんがあったら「彼女たちにも色々あったのかなぁ」と感情移入して応援しちゃいそう。

『後悔と反省の狭間で』

なんとなく思ったことを、ただなんとなく書いています。映画や舞台が好きなのでそのあたりの記事が多めになります。

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