映画『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』

新宿ピカデリーにて映画『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』観てきました。
【作品詳細】
カナダの女性画家モード・ルイスと彼女の夫の半生を、「ブルージャスミン」のサリー・ホーキンスと「6才のボクが、大人になるまで。」のイーサン・ホークの共演で描いた人間ドラマ。カナダ東部の小さな町で叔母と暮らすモードは、買い物中に見かけた家政婦募集の広告を貼り出したエベレットに興味を抱き、彼が暮らす町外れの小屋に押しかける。子どもの頃から重度のリウマチを患っているモード。孤児院育ちで学もないエベレット。そんな2人の同居生活はトラブルの連続だったが、はみ出し者の2人は互いを認め合い、結婚する。そしてある時、魚の行商を営むエベレットの顧客であるサンドラが2人の家を訪れる。モードが部屋の壁に描いたニワトリの絵を見て、モードの絵の才能を見抜いたサンドラは、絵の制作を依頼。やがてモードの絵は評判を呼び、アメリカのニクソン大統領から依頼が来るまでになるが……。監督はドラマ「荊の城」を手がけたアシュリング・ウォルシュ。
(原題/『Maudie』 本編/116分 2016年/カナダ、アイルランド 配給/松竹)


本年度アカデミー作品賞を受賞した『シェイプ・オブ・ウォーター』より前に同じサリー・ホーキンス主演でこんな名作映画が撮られていたとは。
実話を元にして作られた本作のモデルであるモード・ルイスとはどんな人なのか。公式サイトから引用します。
カナダのフォーク・アート画家。
1903年3月7日、カナダのノバスコシア州ヤーマス郡サウス・オハイオで生まれる。若年性関節リウマチを患い、生涯にわたって手足が不自由で体も小さかった。 両親を相次いで亡くし、さらに実兄が実家を引き継いだため、ノバスコシア州ディグビー郡にある叔母の家で暮すことになる。
1938年に魚の小売業を営むエベレット・ルイスと出会い結婚。エベレットはディグビー郡マーシャルタウンにある小さな小屋に住んでいたため、モードは亡くなるまでの32年間、ガスも電気も水道も無い小さな家でエベレットと暮すことになる。エベレットが魚を売る際にモードの描いたポストカードを一緒に売りだしたことで絵が評判となる。当初は1枚25セントで販売していた。
1964年にカナダの週刊誌「Star Weekly」で紹介されると、彼女の名はカナダ中に知れ渡る。更に1965年にはカナダ国営放送CBCのドキュメンタリー番組「Telescope」で取り上げられ、アメリカのニクソン大統領からも絵の依頼が来るほどに。モードの絵はホワイトハウスに2枚飾られていた。
1970年、関節炎と気腫の合併症による肺炎で死去。

『ザ・シークレットマン』『ペンタゴン・ペーパーズ』と合わせてここでもニクソン元大統領が…。
まぁ、それはさておき、まず驚いたのが主演のサリー・ホーキンスの芝居。直近で『シェイプ・オブ・ウォーター』を観てるとゆうのもありますが、「いったい幾つの顔を作れるんだ」と思わせられる。エンドロール直前に実際のモード・ルイスの映像が流れるのですが、それを観るとよりサリー・ホーキンスの名演を感じさせられる。
本当に凄い女優さんなだなと改めて。

モードとエベレット、人付き合いが不器用な二人。初めは上手くいかなくても生活を共にすることで次第に必要な存在へと変わっていく。
互いの足りない部分を補える部分は補い合い、足りない部分は足りないままに、ありのままの二人でいることで新しい未来が開ける。
モードとエベレットの連名で描かれた“モード・ルイス”の作品は、そんな二人の生命力があるからこそ多くの人の目に留まる作品となった。

窓は一つのフレームの中に命の輝きがある。鳥が横切り、蜂が来る。
仕事をするエベレット、絵を描くモード。
二人の人生そのものがモード・ルイスに描かれた絵画のよう。
良いお話の素敵な映画でした。

『後悔と反省の狭間で』

なんとなく思ったことを、ただなんとなく書いています。映画や舞台が好きなのでそのあたりの記事が多めになります。

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