映画『ラッカは静かに虐殺されている』

渋谷のアップリンクにてドキュメンタリー映画『ラッカは静かに虐殺されている』観てきました。
【作品詳細】
メキシコ麻薬戦争を追った「カルテル・ランド」のマシュー・ハイネマン監督が、5年間での死亡者が43万人にものぼる戦後史上最悪の人道危機と言われるシリア内戦に肉薄したドキュメンタリー。シリア北部の街ラッカを過激思想と武力で勢力を拡大するイスラム国(IS)が制圧し、ラッカの街はISの首都とされた。かつては天国と呼ばれ、穏やかだった街は爆撃により廃墟と化し、残忍な公開処刑が日夜繰り返されていく。匿名の市民によって結成されたジャーナリスト集団「RBSS」(Raqqa is Being Slaughtered Silently=ラッカは静かに虐殺されている)は、海外メディアも報じることができないこの惨状を国際社会に伝えるべく、スマホを武器に街が直面している現実を次々とSNSに投稿。そのショッキングな映像に世界が騒然となったが、RBSSの発信力に脅威を感じたISはRBSSメンバーの暗殺計画に乗り出す。
(原題/『City of Ghosts』 本編/92分 2017年/アメリカ 配給/アップリンク)


どんなニュースよりも衝撃的な内容のドキュメンタリー映画。間違いなくドキュメンタリー映画史に残る一作。

市民が立ち上がった“アラブの春”により独裁政権を倒し自由で平和な日々が訪れるはずだったシリアのラッカ。しかしそこに現れたのは“IS”だった。政情が不安定になったタイミングを狙っての制圧。最初は独裁政権を倒してくれる存在だと思っていたが次第にその本性を現し始める。
危機を感じた普通の市民からなるジャーナリスト集団“RBSS”の戦いはここから始まる。

“RBSS”の武器はスマホとSNS。「ペンは剣よりも強し」を掲げ、言葉を使って国際社会に訴える。自分たちの存在が“IS”に知られたら命の保証はない。それでも「革命と戦争」の先には「死と破壊」しかない故郷のために戦うことを辞めることはできない。

彼らは普通の市民であり決して特別なジャーナリストとゆうわけではない。
自分たちの武器であるスマホも、時には奥さんとセルフィーでツーショットを撮る幸せな物に変わるし、殺害脅迫を受ければ震えが止まらなくなる。
世界中の多くの人と同じように故郷を愛し、ただ幸せな生活を願う普通の市民なのだ。

市民として故郷のために立ち上がり、シリアの国内外に別れて活動することによって彼らが見た現実と本当の問題点。それは彼らだけの問題ではなく、世界中全ての人が考えるべき問題。

日本でニュースを見れば森友だの加計だの、アイドルが脱退、有名人の不倫…そんなくだらないニュースばかり。その無駄なニュースを流す時間を全てこの映画の放映に変えたらどれだけ意味があるか。
日本には国際社会に対して先進国としてのやるべきことがあるはずなのにいつまで理想論を掲げているのだ。今のこの世界情勢がある中でこの映画を「観ない」とゆう選択肢はない。

『後悔と反省の狭間で』

なんとなく思ったことを、ただなんとなく書いています。映画や舞台が好きなのでそのあたりの記事が多めになります。

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