映画『サバービコン 仮面を被った街』

TOHOシネマズ日比谷にて映画『サバービコン 仮面を被った街』観てきました。
出典:公式サイト


【作品詳細】
ジョージ・クルーニーの監督作で、1950年代に実際に起きた人種差別暴動をモチーフに、アメリカンドリームを絵に描いたような町サバービコンで巻き起こる奇妙な事件をサスペンスタッチに描いたドラマ。脚本をクルーニーとジョエル&イーサン・コーエン兄弟が共同で手がけ、クルーニーと親交の深いマット・デイモンが主演を務めた。笑顔があふれる町サバービコンに暮らすロッジ家の生活は、ある時、強盗に入られたことで一変。一家の幼い息子ニッキーの運命は思いがけない方向へと転じていく。一方、時を同じくして町に引っ越してきた黒人一家の存在が、町の住人たちのどす黒い本性をあぶりだしていく。
引用:映画.com


予告編(reference:YouTube)



この映画凄いわ。一言で言うなら、人種差別の愚かさを“圧倒的な皮肉”で描いた作品。
映画の中で人種差別に抗議するシーンやその愚かさを訴えるシーンは直接的には描かれていない。黒人として唯一登場するマイヤーズ一家は「平和で幸せで心踊る街」に住む住人からあらゆる嫌がらせを受けながらも“何も起きてない”かのように普通に生活を送っている。
このマイヤーズ一家を直接助けようとする人も出て来なければ、何かアクションを起こすようなシーンもない。

一方、その隣のロッジ家では同じ人種どころか家族間で信じられないようなことが起きている。
マイヤーズ家とロッジ家、隣り合わせの二軒で起きている“事実”を観ることによって、如何に人種差別が愚かなことなのか、更には集団心理の危うさ、そして本当の“ケダモノ”はどこにいるのかを皮肉めいた手法で見せられる。

作品の内容的に「面白い」と云う表現は適切ではない気がするけど、あえて「面白い」作品だと言いたい。これはちょっと凄い映画でした。

『後悔と反省の狭間で』

なんとなく思ったことを、ただなんとなく書いています。映画や舞台が好きなのでそのあたりの記事が多めになります。

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