舞台『市ヶ尾の坂 ー伝説の虹の三兄弟』

下北沢、本多劇場にて舞台『市ヶ尾の坂 ー伝説の虹の三兄弟』観劇しました。

【作品詳細】
1992年、市ヶ尾の坂で暮らす三人兄弟がいた。
田園都市計画の名の下、無くなることを余儀なくされている兄弟の家。
状況に抗うすべとてなく懸命に生きていこうとする母なき兄弟と、三人と触れ合うことになった母になることが出来ぬ美貌の人妻。
さらにその夫、家政婦などが絡み、一見何でもない日常の中に潜む、謎とエロスが交差する危うい関係が浮かび上がる。
三兄弟はそれぞれに若妻を慕い、お互いをけん制する。
若妻は幼い5歳の男の子を育てており育児のことで、悩んでいるらしい。
若妻の家に雇われている家政婦・安藤も頻繁に彼らの家を訪れ、意味ありげな言動で彼らを惑わす。
そしてついにはミステリアスな「家族合わせ」の像が浮かび上がる、絵合わせのような家族劇。
(上演時間:約130分)
引用:公式サイト



家族や兄弟を通して描かれる、男と女の欲望と理性の物語。
共に暮らす三人兄弟(大森南朋、三浦貴大、森優作)は近所に住む若妻(麻生久美子)の魅力にそれぞれが特別な感情を抱いている。兄弟たちはそれぞれが若妻と思い出話や街の話をしていくうち、次第に兄弟の間でも感情をぶつけ始める。
若妻のためにと思ってやったことと、それを受け取る若妻の気持ち。色々な欲望が交差し、1つ間違えれば狂いだす理性をギリギリのところで保つ。
最後までこの綱渡りのような脚本、見事でした。

舞台は約30分ずつの4つのパートに分かれていて、テンポが良くとても観やすかったです。
キャストがまた良かった。ミステリアスな若妻を演じた麻生久美子さんはもうそのまま「いそう」な感じで素晴らしい。あんな女性いたらそりゃやられる。最高でした。
あと、何と言っても大森南朋さん。凄い。ちょっとコミカルな役なのですが、私の中の“大森南朋イメージ”に無かった役柄で、しかもそれがメチャクチャ良くて驚きました。

もちろん三浦貴大さん、森優作さん、池津祥子さんも最高です。
カーテンコールで麻生久美子さんと森優作さんの手が少し震えていて、目もちょっと震えていたような気がしたのは、この舞台が心身共に相当負担になる作品だとゆうことかもしれない。
それぐらい見応えのある舞台。素晴らしかった。

『後悔と反省の狭間で』

なんとなく思ったことを、ただなんとなく書いています。映画や舞台が好きなのでそのあたりの記事が多めになります。

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