映画『Vision』

新宿ピカデリーにて映画『Vision』鑑賞。
出典:公式サイト


【作品詳細】
河瀬直美監督が永瀬正敏とフランスの名女優ジュリエット・ビノシュを主演に迎え、生まれ故郷である奈良県でオールロケを敢行したヒューマンドラマ。フランスの女性エッセイストで、世界中をめぐり紀行文を執筆しているジャンヌは、あるリサーチのために奈良の吉野を訪れ、山間に暮らす山守の男・智と出会う。智は、山で自然とともに暮らす老女アキからジャンヌとの出会いを予言されていたが、その言葉通りに出会った2人は、文化や言葉の壁を超えて次第に心を通わせ、さらに山に生きる者たちとの運命が予期せぬ形で交錯していく。ジャンヌ役をビノシュ、山守の男・智役を永瀬が演じるほか、岩田剛典、美波、森山未來、田中泯、夏木マリらが出演。
(2018年/日本,フランス 配給:LDH PICTURES)
引用:映画.com


reference:YouTube



LDH製作でありながら派手なアクションや煌びやかな装飾があるわけではなく、ましてやゴリゴリの黒いMen'sが出演してるわけでもない。奈良・吉野の美しい自然の中で描かれるとても静かな物語。

私たち人間も自然の一部であり、自然の摂理と同じようにヒトの運命も初めから決められたものなのか。もっと言えば、出逢う人には出逢うべくして出逢い、“今”そこにいるのにはそこにいる“意味”がある。どんなに抗おうと、その場所に行き着くのには必ず意味があるのではないか。私たち人間も自然の一部なのだから。

とても静かな物語なのに引き込まれる。もうこれは河瀬直美マジック。さすがです。
森山未來さんへの演出がもう完璧過ぎて、彼自身の存在が吉野の森の中の一部と化していて、特にクライマックスのシーンでは「これが森山未來なんだ!」と言わんばかりの表現。ここはもう拍手です。芸術です。

フランスの名優、ジュリエット・ビノシュさんと永瀬正敏さんのそれぞれ心に傷を抱える同士だから引かれ合う大人な関係も素敵だ。
そしてなんと言っても夏木マリさん。盲目の役なのだが、もう本当に「凄い!」としか言いようがないぐらいの名演。映画『生きる街』でもその名演ぶりに感動したけど、今作もまた素晴らしすぎる。

正直、LDHが苦手な私ではありますが、もうそうゆう感覚を持つのをやめようと思う。LDH PICTURES最高です。良い仕事!!
新宿ピカデリーのレイトショーはあまり入ってるとは言いにくい客席だったけど、これは絶対に劇場で観るべき作品なので是非とも公開中に観に行くのをオススメしたい。

『後悔と反省の狭間で』

なんとなく思ったことを、ただなんとなく書いています。映画や舞台が好きなのでそのあたりの記事が多めになります。

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