映画『空飛ぶタイヤ』

TOHOシネマズ渋谷にて映画『空飛ぶタイヤ』鑑賞。
出典:公式サイト

【作品詳細】
テレビドラマ化もされた池井戸潤の同名ベストセラー小説を、長瀬智也主演で新たに映画化。ある日トラックの事故により、1人の主婦が亡くなった。事故を起こした運送会社社長、赤松徳郎が警察から聞かされたのは、走行中のトラックからタイヤが突然外れたという耳を疑う事実だった。整備不良を疑われ、世間からもバッシングを受ける中、トラックの構造自体の欠陥に気づいた赤松は、製造元であるホープ自動車に再調査を要求する。しかし、なかなか調査が進展を見せないことに苛立った赤松は、自ら調査を開始。そこで赤松は大企業によるリコール隠しの現実を知ることとなる。長瀬が主人公の赤松役を演じる。監督は「超高速!参勤交代」シリーズの本木克英。
(2018年/日本 配給:松竹)
引用:映画.com


reference:YouTube



映画の内容云々よりもまず先にサザンオールスターズが唄う主題歌『闘う戦士たちへ愛を込めて』がもう完璧すぎるほど完璧だと云うことをまず伝えたい。
reference:YouTube


映画の内容がサザン側に伝えられてから制作されたと思うのだけど、「もうこれ以上無いよ」ってぐらい完璧で素晴らしい主題歌でしたね。本年度の映画主題歌オブザイヤーですよ。

主題歌は完璧。では映画自体は…面白かったです。さすが池井戸潤さん原作。まさに

倍返しだ!!

イズム。
言うても「倍返し」な物語ではなく、あくまでも事故の真実を突き詰めたい中小企業のプライドと、大企業のメンツの闘いの物語。

赤松(長瀬智也)は自社の“整備”としてのプライドと会社の存続を掛けて闘う一方、ホープ自動車側の担当である沢田(ディーン・フジオカ)は財閥系企業であるメンツや自身の出世と“真実”の狭間で揺れる。
ホープ自動車内にいる内部告発を試みる同僚や真相を嗅ぎつけたジャーナリスト、ホープ自動車と同じ資本グループ内のホープ銀行の井崎(高橋一生)などの思惑も絡み合い、小さな運送会社が勝てる見込みのないはずの闘いを巨大な財閥企業に挑んでいく。

前半はそれぞれが自分の会社や立場を守るために必死に戦っている。それはそれで間違ってはいないのだけど、そこには被害者と遺族の存在は完全に無視されていて、「自分さえ良ければ良いのか??」とゆう疑問が出てくる。
しかし、ある事をキッカケに被害者遺族の声や、闘えなかった戦士たちの声が沢田や事故担当警察の心を動かし、次第にホープ自動車を追い詰めていく。

同名小説でもある原作の『空飛ぶタイヤ』は、三菱自動車のリコール隠し事件をモデルに書かれています。
この映画で起きていることは現実にも起こりうるし、むしろ実際にあるでしょう。大企業の前では闘うことすら許されず泣き寝入りするしかない中小企業は山のようにある。
その時に考えたいのは、この映画で出てくる人たちも同じように、個人個人では「犯罪に加担している」意識が無くても、大きな組織の中で分業して働いている内にその“犯罪”の一部に自分が加担していってしまっているかもしれないと云うこと。
直接何かをしたわけではない。事実を知っていたわけでもない。それだとしても、被害者と遺族から見たら同じ大切な人を奪った者だとゆうことに変わりはない。

この映画はそれぞれの視点から描かれた“闘い”が詰まってるまさに池井戸潤さんならではの作品。
豪華すぎるキャストも見所。

『後悔と反省の狭間で』

なんとなく思ったことを、ただなんとなく書いています。映画や舞台が好きなのでそのあたりの記事が多めになります。

0コメント

  • 1000 / 1000