映画『少女邂逅』

新宿武蔵野館にて映画『少女邂逅』鑑賞。
出典:公式サイト


【作品詳細】
孤独な女子高生と転校生の交流を描き、「MOOSIC LAB 2017」で観客賞を受賞した青春ドラマ。いじめられたことがきっかけで声が出なくなってしまったミユリ。そんなミユリの唯一の友達は一匹の蚕だった。ミユリは山の中で拾ったこの蚕に「紬」と名付け大切に飼っていたが、いじめっ子の清水にその存在がバレて、蚕を捨てられてしまう。唯一の友達を失い絶望するミユリ。そんなある日、ミユリの学校に亡くなった蚕と同じ名前を持つ「富田紬」という少女が転校してくる。ミユリ役を「ミスiD2016」グランプリの保紫萌香、富田紬役を「RADWINPS」のアルバムジャケットで知られるモトーラ世理奈がそれぞれ演じる。監督は「美味しく、腐る。」で早稲田映画まつり観客賞を受賞した枝優花。「転校生」名義で活動していたミュージシャンの水本夏絵が音楽を担当。
(2017/日本 配給:SPOTTED PRODUCTIONS)
引用:映画.com


reference:YouTube



観た人の多くの方が仰ってるように岩井俊二監督作品を彷彿させる作品。ただ、岩井俊二監督が男性の視点から思春期の複雑な感情や環境を描いてるのに対し、本作では若干23歳の枝優花監督の女性として、もっと言えば思春期の“女の子”としてのリアルな感情がぶつけられてる作品となっているように感じた。

人生には「出逢ってしまった」とゆう人がある日突然現れる。その人に出逢ったことが良かったのか悪かったのかはわからない。それでも出逢うべくして出逢う人がいる。
自分の人生を否定し、自分自身をも否定して生きているときに出逢ってしまえば、その相手に自分の願望を投影し、過度な期待、過剰な接し方をしてしまう。
それは相手を思う気持ちの強さと、自分がまた傷つきたくないと言う想い。
ミユリにとっての紬はまさに自分の中にある願望を投影したそんな存在であったのかもしれない。そのために、少しのズレが紬に対する思いを狂わせる。

人は見たいものを見ようとし、見たくないものには気づかないふりをする。
この映画でも何が真実かはわからない。ただ、ミユリが見たもの、感じたことが真実かはどうかはどうでもよくて、思春期の頃の、特に女の子の複雑な感情の中ではちょっとしたことで全てが変わってしまうのか。

オジさん(私)が観てもこんなにグッと来てしまったのだから、十代の若い子たちがこの映画に出逢ってしまったら“映画”とゆうものから抜け出せない人生になってしまうのではないか。
枝優花監督、素晴らしい監督の誕生です。

『後悔と反省の狭間で』

なんとなく思ったことを、ただなんとなく書いています。映画や舞台が好きなのでそのあたりの記事が多めになります。

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