映画『君が君で君だ』

新宿バルト9にて映画『君が君で君だ』鑑賞。
出典:公式サイト


【作品詳細】
「アズミ・ハルコは行方不明」「アイスと雨音」の松居大悟監督が、池松壮亮主演で描く異色の恋愛ドラマ。愛する女性が憧れる人になりきり、自分の名前すら捨て去って10年間にわたり彼女を見守り続けた3人の男たちの愛の行方を、疾走感あふれる映像で描き出す。尾崎豊になりきる男を池松、ブラッド・ピットになりきる男を満島真之介、坂本龍馬になりきる男を大倉孝二がそれぞれ演じ、「息もできない」の韓国人女優キム・コッピがヒロイン役を務める。共演にもYOU、向井理、高杉真宙ら豪華キャストが集結。ジャ・ジャンクー監督やホウ・シャオシェン監督の作品に参加してきた半野喜弘が音楽を担当。
(2018/日本 配給:ティ・ジョイ)
引用:映画.com


reference:YouTube



松居大悟監督最新作。前作『アイスと雨音』の衝撃からそんな時間が経ってないのにまたこんな咀嚼に苦しむ作品を…。さすが松居大悟監督、私たちの松居大悟監督だ。

偶然出会った女の子を10年間も監視するとか完全なストーカー、異常者である。それは言い訳できない。どんなに言葉や行動で繕っても、そんなのはもちろん受け入れられるはずがない。

それでも止めることの出来ない感情。
3人の男たちに共通する「姫を守りたい」とゆう想いは、自分の幻想、自分の居場所、さらに言うなれば自分の“存在意義”を守る為のたんなるエゴだ。
タイトルと主題歌に掛けて言えば、僕が僕であるために君が君で君じゃないと彼らにとってはダメだったのだ。

「こんなはずじゃなかった。」
「どうしてこうなった?」

他者に依存して生きることの愚かさ、そして危うさ。誰かを守りたいと云う想いが行き過ぎるとその守りたい相手を傷つけることになる。

この映画は尾崎豊の歌詞に合わせて考えると輪郭が浮かぶ。
I  LOVE YOU』で始まり、『僕が僕であるために』のように生き、『太陽の瞳』のように終わる。

失礼ながら万人ウケするタイプの映画ではないと思うけど、個人的には松居監督作品らしさがあって面白かった。
あと、池松壮亮くんがどの作品よりも「池松壮亮」で素晴らしかったな。

『後悔と反省の狭間で』

なんとなく思ったことを、ただなんとなく書いています。映画や舞台が好きなのでそのあたりの記事が多めになります。

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