映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』

渋谷シネクイントにて映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』鑑賞。
出典:公式サイト


【作品詳細】
「ラ・ラ・ランド」のエマ・ストーンが実在のテニスの女王を演じ、1970年代に全世界がその行方を見守った世紀のテニスマッチ「Battle of the Sexes(性差を超えた戦い)」を映画化。73年、女子テニスの世界チャンピオンであるビリー・ジーン・キングは、女子の優勝賞金が男子の8分の1であるなど男女格差の激しいテニス界の現状に異議を唱え、仲間とともにテニス協会を脱退して「女子テニス協会」を立ち上げる。そんな彼女に、元男子世界チャンピオンのボビー・リッグスが男性優位主義の代表として挑戦状を叩きつける。ギャンブル癖のせいで妻から別れを告げられたボビーは、この試合に人生の一発逆転をかけていた。一度は挑戦を拒否したビリー・ジーンだったが、ある理由から試合に臨むことを決意する。ビリー・ジーン役をストーン、ボビー役を「フォックスキャッチャー」のスティーブ・カレルが演じた。監督は「リトル・ミス・サンシャイン」のジョナサン・デイトン&バレリー・ファリス。「スラムドッグ$ミリオネア」のダニー・ボイルが製作、サイモン・ビューフォイが脚本。
(原題『Battle of the Sexys』 2017/アメリカ 配給:20世紀フォックス映画)
引用:映画.com


reference:YouTube



復活したシネクイントで初鑑賞。ここからまた映画の思い出がいっぱい出来そうだ。シネパレスとあまり内装は変わってなかったけどね。笑

本作の主演はエマ・ストーンとスティーブ・カレル。まずエマ・ストーンに驚いた。「えっ?これエマ・ストーン?」って。だって彼女のイメージってこんな感じだから。


記憶に新しいところだと『ラ・ラ・ランド』の時のイメージが彼女は強い。

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それが今回のこのビジュアル。さすがハリウッドのトップ女優です。まずそれだけで拍手。
そしてスティーブ・カレル。少し前に観た『30年後の同窓会』は私のオールタイムベスト10には入る大傑作。

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この二人の共演。そんなんもう否が応でも期待は高まる。
そして期待通りの作品。さすがです。

1960年代から拡がったウーマン・リブ。1970年代、女性の権利を求めて立ち上がった女子テニスプレイヤー達。
ビリー・ジーン・キングは感情を抑え、どんなに理論で戦っても男性の女性に対する差別意識を変えることができない。
そして「女子テニス協会」を独自に立ち上げ、全米テニス協会や世間の差別意識と戦っていく。

これはアメリカだけの問題ではなく、日本を含め多くの国でも共通する問題。40年経っても未だ変わらない問題でもある。
彼女たちの戦いがどこまで差別意識を変えることができたかはわからないけど、自分の得意分野、自分が出来ることだけで多くの人の心を動かすことができることを教えてくれたんじゃないかと思う。 

ビリー・ジーン・キングと戦うボビー・リッグスは女子差別の先駆者みたいな風に見えるが、彼はビリー・ジーン・キングが言うようにあくまでも道化に徹した。彼は家では奥さんに追い出されて行き先がなくなるぐらい弱い。
ただ、この戦いがお金なる、ゲームとしてギャンブル的要素が強い、要は楽しめるから企画したにすぎない。

その事に気づいているビリー・ジーン・キングはある人に「ボビーは道化に徹してるだけ。問題はあなたの意識よ」と言う。
ここがこの映画の本質。この世紀の一戦は二人の戦いではなく、このゲームを観た全ての人の意識を変えるための戦いだったのだという事。

試合後、女子テニス協会に帯同してるスタイリストがビリー・ジーン・キングにあることを言います。ここがもう私の涙腺崩壊ポイント。
そうゆうこと!!
この映画の意義はそこ!!
と私は思ったな。

差別や偏見は「自分はないよ」と思っていても実はそうではなく、意識の奥底に芽生えてしまっているもの。
「もしかしたら自分は差別や偏見を持ってしまっているのかも」と自ら意識することが大切なのではないか。
ビリー・ジーン・キングがテニスで戦った想いをエマ・ストーンが映画で受け継いだこの映画。傑作です。

『後悔と反省の狭間で』

なんとなく思ったことを、ただなんとなく書いています。映画や舞台が好きなのでそのあたりの記事が多めになります。

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