映画『ヒトラーを欺いた黄色い星』

新宿武蔵野館にて映画『ヒトラーを欺いた黄色い星』鑑賞。
出典:公式サイト


【作品詳細】
ナチス政権下のベルリンで終戦まで生き延びた約1500人のユダヤ人の実話を、実際の生還者の証言を交えながら映画化。1943年6月19日、ナチスの宣伝相ゲッベルスは、首都ベルリンからユダヤ人を一掃したと宣言。しかし実際は約7000人のユダヤ人がベルリン各地に潜伏しており、そのうち約1500人が終戦まで生き延びた。運良く収容所行きを免れ、ドイツ人兵士に成りすましてベルリン市内の空室を転々としていたツィオマは、ユダヤ人を救うための身分証偽造を行う。戦争未亡人を装って映画館に出かけたルートは、ドイツ国防軍の将校にメイドとして雇われる。16歳の少年オイゲンは、ヒトラー青少年団の制服を着て身元を偽りながら、反ナチスのビラ作りに協力する。極限状態の中で彼らがどのようにして住居や食料を確保し、ゲシュタポや密告者の監視の目をすり抜けたのか、歴史の知られざる真実を描き出す。
(原題『Die Unsichtbaren』 2017/ドイツ 配給:アルバトロス・フィルム)

引用:映画.com


reference:YouTube



ナチスによる強制収容から逃れるためベルリン各地に潜伏した7000人のユダヤ人。その中で生き残ったのは1500人。この悲惨な歴史をベルリンに潜伏し生き残った4人の証言を元に構成。

食べるものも、ゆっくり眠る場所もない極限状況での潜伏生活。ただユダヤ人と言うだけで迫害を受け、逮捕、強制収容される。
同胞が強制収容されたその先のことは当時はわからなかった。戦争が終わって知ることになる、そのあまりにも残酷で理不尽なホロコーストの実態。
収容所に詰め込まれ、ガスで焼き殺される。普通では考えられない。そう、普通では考えられないことがなぜ行われたのか。

生き残った4人は全てのドイツ人が悪いわけじゃないと言う。助けてくれたドイツ人もいた。逆に潜伏先を密告するユダヤ人もいた。
“○○人”だから悪い、仲間だとゆうことではない。
アメリカ軍がベルリンの街を空爆した時、これで戦争が終わる、ドイツ軍を倒してくれると思う一方、自分の生まれ育った国が爆撃されることへの複雑な思いがあったと言う。

結局は人なのだ。
人種や宗教、イデオロギーがどんなに違えど、結局全ての過ちは人が犯す。そしてそれを止めるのも人でしかない。
イデオロギーやポピュリズムに支配された国家の行動が如何に危険かは歴史を見れば明らかだ。
戦後70年以上経ち、多くのことが“過去”の歴史になりつつある今、本作のような作品が作られ、伝え続けられていくことに意味がある。

『後悔と反省の狭間で』

なんとなく思ったことを、ただなんとなく書いています。映画や舞台が好きなのでそのあたりの記事が多めになります。

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