映画『オーケストラ・クラス』

恵比寿ガーデンシネマにて映画『オーケストラ・クラス』鑑賞。
出典:公式サイト 


【作品詳細】
音楽に触れる機会の少ない子どもたちに無料で楽器を贈呈し、プロの演奏家たちが音楽を教えるフランスの実在の教育プログラムから着想を得た物語で、挫折したバイオリニストと初めて音楽に触れる子どもたちの交流を通して、音楽や人生の喜び、素晴らしさを描いたヒューマンドラマ。バイオリニストとして行き詰まり、パリ19区にある小学校に音楽教育プログラムの講師としてやってきたシモン。気難しく子どもが苦手なシモンは、子どもたちを相手に四苦八苦するが、やがてアーノルドというひとりの少年にバイオリンの才能を見いだす。アーノルドの影響もあって次第にクラス全体が音楽に夢中になり、成長していく子どもたちと向き合うことで、シモンもまた音楽の喜びを取り戻していく。
(原題『La Melodie』 2017/フランス 配給:ブロードメディア・スタジオ)
引用:映画.com


reference:YouTube



挫折したバイオリニストがなかなか手に負えない“悪ガキ”たちの音楽のクラスを受け持つことになり、そこでの生徒たちとの交流を通して自分の価値観が変わり、さらに子供達も変わっていく。
そして“悪ガキ”だった子供達と共に最後には一つのことを成し遂げる。

よくある話です。
この舞台をフランスから日本へ、そしてバイオリンから野球に変えれば『ルーキーズ』です。
チアダンスに変えれば『チアダン』です。
ザックリ言えばですが…。
それぐらいよくある話ではあるのですが、子供たちの芝居があまりにも上手すぎて、もう上手いを通り越して凄すぎて私は大号泣してしまいました。

よくある脚本、プロットだからとらいってこれを「盗作」だとは思わないわけです。
あらゆるエンターテイメント作品は何かしらの作品のオマージュはどこかしらに必ずある。
それを「盗作」だと言ってしまったらこの世からは古典作品以外全てなくなってしまいます。
どこか既視感がある脚本、演出をいかにブラッシュアップさせて良いものにするか。
それが監督の見せ所であり、オリジナリティの部分。
本作ではそれが最高レベルで作られていたと思います。

受け持つクラスの子供たちとその保護者たちとみんなでレストランで食事をするシーン。
子供たちは子供たちで喧嘩になりそうになりながらもバカ話をして笑い合う。
大人は大人で同じように笑い合う。
そこには人種も格差もあらゆる壁がない。
音楽に触れ、やりたいことを見つけた子供達とそれを応援する大人たちがいるだけ。
このレストランのシーンはちょっと長めなのですが、このシーンがあったからこそクライマックスのコンサートシーンが活きる。

泣いたなぁ。
本当に泣けた。
間違いなく傑作だと思います。
今年日本で公開されるフランス映画は傑作揃いです。

『後悔と反省の狭間で』

なんとなく思ったことを、ただなんとなく書いています。映画や舞台が好きなのでそのあたりの記事が多めになります。

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